南アルプス深南部  中ノ尾根山から白倉山、平森山

 

山名:中ノ尾根山(2296.4m)、白倉山(1851m)、平森山(1812.8m)

山域:静岡県浜松市水窪町 

行程:白倉ゲート−ゲートから9km地点−中ノ尾根山−白倉山−平森山−黒沢橋−白倉ゲート

日時:2006年6月24日 晴れ

メンバー:浜松の山の会のメンバー4名  記録:H.K.

 この山行は浜松の山の会の企画により行われたものです。

地形図 「伊那和田」「池口岳」1/25000図より作成               

「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。(承認番号 平19総複、第128号)」

 

行動時間

6/23 20:30 23:30    

浜松=白倉ゲート手前(幕営) 

6/24 3:20  3:25   6:10/6:25    8:36/8:50   9:25/9:45  10:30/10:45

幕営地―白倉ゲート―中ノ尾根山登山口―2214mピーク――中ノ尾根山――三又山――

12:30/  13:55/14:10   15:15 16:45/16:55   20:15

――平森山――白倉山山頂―――林道――白倉ゲート=温泉=浜松

)コースタイムはメンバー、季節天候、やぶの状況により変わりますので参考にとどめて下さい。

 今回の山行では白倉林道終端からの登路および中ノ尾根山、三又山までの主稜線、白倉尾根にて白倉山、平森山までの稜線を確認しました。

 

山行記録

/23 20:30    浜松出発

 23:30    白倉林道権現ゲート手前 林道で多くのシカとタヌキに遭遇する。ゲート

手前に車を停め幕営する。

/24 2:30    起床、朝食

     3:20    真夜中の林道をヘッドランプをつけて出発 気温12℃

     3:25    白倉権現ゲート 登山ポストのノートに行程を記帳する。

     4:00    黒沢橋

     5:35    白倉橋 50m程度の橋 ここで林道は折り返し

     6:10    林道終端 中ノ尾根山登山口 林道状態は良かった。登山口標識がた

っている。梅雨なのに青空で黒沢山、観音山、熊伏山がみえる。

     6:25    登山開始。明瞭な登山道を登る。1850mくらいから低いササとなる。

     8:36    2214mピーク 一面の笹原 青空を背景に中ノ尾根山が間近に見

える。しばし撮影タイム 黒沢山方面のササからしかが出てくる。

     8:50    中ノ尾根山をめざしてすすむ。

   9:25〜9:45 中ノ尾根山山頂 山頂は樹林に覆われていて展望はない。小さな羽虫がたくさん舞っていた。

    10:20    2251mドーム 見事なドームを登る。ピーク手前より光岳、池口岳、

  千頭山への稜線 遠くには赤石、聖も見えた。ガレに高山植物が咲いて

  いた。

     10:30   三又山 光岳からの主稜線と白倉尾根がぶつかるところ。涼風が心地よ

  かった。

    10:45   白倉尾根入り口はやせ尾根に木がはえている不思議な光景 イワカガミが群

    生していた。

    11:25   2050m 西俣沢への降下点 鳥獣保護区の標識あり

      11:35   2013mピーク

    12:30   白倉山 山頂はヤブに覆われている。

白倉山から平森山間は予想外の強烈なスズタケ+倒木帯で通過に困

難をきわめた。今回は稜線を歩いたが、踏み跡は平森山手前で稜線の北側をまいている。

    13:55  平森山

    14:10  ヤブ+作業道を林道へ下る。前回下見をしていて良かった。

    15:15  林道着 お疲れ様でした。20℃ 涼風がうれしい。

    16:45  白倉ゲート着 ノートに記帳する。

    16:50  駐車点到着

    20:15  浜松着 途中温泉によりかえる。

 

 

 

 

稜線や山頂の様子を以下に写真で紹介します。

白倉橋                          白倉尾根稜線 

林道のヤマブキ                 白倉林道終端より黒沢山

中ノ尾根山登山口 標識がある                1800m付近 ササがでてくる。

ガレ縁を登る。                 2214mピークより中ノ尾根山 一面笹原

中ノ尾根山山頂2296m 浜松市最高地点            2251mドームへの登り

光岳方面の展望 手前より池口岳、光岳、遠くに聖岳、赤石岳   西俣沢源頭部の高山植物群落 ハクサンイチゲ

三又山山頂                         三又山山頂より光岳方面の稜線

三又山山頂より白倉尾根稜線                 三又山山頂よりドーム方向稜線を振り返る

白倉尾根稜線入口 ヤセ尾根に木がはえている         イワカガミの群落

稜線 白倉山までは快適                  2013mピーク手前 白倉橋への降下点 鳥獣保護区の看板あり

2013mピーク 浜松市最北点の手製標識あり          白倉山山頂 ササに覆われている。

平森山までの稜線 密やぶが大変                       倒木帯

 平森山山頂                        林道への下降 小開地1700m          

1600mから作業道を下る。                   林道着 作業道の取付点をふりかえる。

 

感想

中ノ尾根山へは白倉林道の終端から登りました。林道もしっかりしており、登山路も踏み跡が明瞭で迷いそうなところはなかったです。2214mピークからの主稜線は一面低いササ原で覆われていて深南部といった感じですが、踏み跡は明瞭で歩きやすいです。白倉尾根も2013mピークあたりまではヤブもなく問題ないですが、白倉山から出現するヤブはだんだん深くなり、稜線途中ではヤブ+倒木で相当歩きにくかったです。特に平森山手前の稜線はどうしようもないです。今回は稜線をたどりましたが踏み跡は稜線の北側をまいておりこちらが正解と思われます。平森山からの下降は途中ヤブもありますが1600mから林道までは明瞭な作業道がついています。前回下見をしていたので余裕をもって下ることが出来ました。

 

謝辞

上記の山行は会メンバーの直接情報および多くの方の長年の知見を参考にして行われています。

この場をお借りして御礼させて頂きます。

 

 

参考させて頂いた書籍

 

「南アルプス 大いなる山 静かなる山」 永野敏夫 永野正子 著

「遠州の山と峠」 山岡元弘 著

以上