南アルプス深南部 大無間山南尾根(栗代林道兎辻から大無間山往復)

 

山名:大無間山

山域:南アルプス深南部(静岡県静岡市)

行程:栗代林道兎辻から栗代山、風不入、大無間山往復

日時:2014年5月22日(木)〜5月24日(土) 晴れ

メンバー:H.K.  記録:H.K.

 

行程図(GPS軌跡)                         カシミール地形図より作成

 

断面図      カシミールより作成

 

 5月に深南部山行をおこないました。栗代林道から栗代山、風不入、大無間山の大無間山

南尾根を確認しました。大無間山は深南部を代表する山、200名山、一等三角点の山ですが

現在、田代からは小無間山でガレが発生し、また寸又川左岸林道はお立ち台より先で林道が

崩れてしまったために入山することが難しくなっています。また大無間山南尾根への取付きでも

栗代林道の崩落がすすんでいて尾根への林道利用の取付きも難しくなっています。

 ということで今回栗代山経由で大無間山南尾根の状況を確認しました。

 

行動時間 (着時/発時)       日出:4:31 日入:18:44

5/22(木)  浜松=====栗代林道兎辻------栗代山-------抜ヶ谷山(テント)   

          /4:00      6:50/7:15        9:15/9:30     16:00           

5/23(金)  抜ヶ谷山---風不入---大無間山----風不入----抜ヶ谷山(テント)   

          /4:30       /7:00   10:20/10:45  14:05     16:30

5/24(土)  抜ヶ谷山---栗代山---栗代林道兎辻---寸又峡温泉=====浜松   

          /5:30       /10:40    12:20/12:35    13:00/14:15   17:00 

注)コースタイムはメンバー、季節天候、山域の状況により大きく変わるので参考とし

て下さい。またこの山域は整備されていませんので入山する場合には安全に注意して下さい。

 

5/22(木) 晴れ 

4:00    浜松出発。新東名の新金谷より大井川ぞいに北上し寸又峡温泉手前で栗代

    林道兎辻へむかう。新東名が開通して寸又峡温泉へのアクセスが便利になった。

6:50    栗代林道入口兎辻 標高650m。林道わきに土砂が積んでありちょうどよい駐車

     スペースがあったのでそこへ車を駐車する。ダッシュボードに山行計画書を置

     く。栗代林道入り口は落石注意で通行止めになっている。一昨年に下見をした

     時でも数か所崩落していたので今回は栗代山経由で南尾根にはいる計画であ

     る。気温16℃。

7:15  出発。入口に熊おりがある。植林帯をいく。赤ヤシオは終わっている。栗代山

     は先月下見で登っている。若干急登だが踏み跡明瞭で目印多くこの時期は

     木々の葉も少ないので快適である。山頂直下の山腹の傾斜も40°程度で

     縦走装備で少し大変だが問題ない。 

9:15   栗代山山頂着 標高1294m。山頂一帯は常緑樹におおわれていて山頂には三角

     点があり南側が開けて長島ダムのダム湖がみえる。木に山頂標識がつけられ

     ているが山名はかすれている。

9:30  北側の尾根へ山腹をおりる。初めてなのでドキドキする。すぐに尾根形がみつ

     かる。かなり下る。

9:50  栗代山北側の尾根は尾根上に常緑樹が茂っていて歩きにくいところが多いが

    大したことはない。ところどころ東側をまきながら歩く。

11:23  大小屋戸山山頂1280m。三角点。朽ちた標識。展望なし。木の枝が多くでてい

     て幕営は不適か。しばし休憩。ポリタンのキャップがゆるく水が500ccほどザ

     ック内にぬけていた。気が付いて良かった。

11:53  尾栗峠。標識有り。西側は栗代林道。東側は急傾斜だが尾盛駅へ降りれるそう

     です。栗代林道からも最近は林道が数か所崩れていて簡単にははいれない。こ

     のさき急登もあるが平坦な尾根をすすむ。

12:30  ヤシオツツジの群生地。咲き乱れていて圧倒される。これはうれしい想定外。

12:57  1351mピーク。何もない木の枝多いピーク。スズタケにひっかけてズボンの

      ヒザがやぶけてしまう。

13:30  抜ヶ谷山が大きく見える。圧倒されて休憩。

13:50  すごい岩稜帯に赤・白ヤシオが美しい。壮絶な景色。

14:33  抜ヶ谷山への登り。常緑樹多い。

15:00  抜ヶ谷山1612m。山頂標識見落とす。常緑樹におおわれている。展望ない。

     羽虫がうるさい。幕営地をさがす。

15:40   1621mピークをめざすがスズタケがでてきてしまう。幕営大変なので抜ヶ谷

      山へ戻る。

16:00  鞍部をすぎた小開地で幕営にする。濡れたザックの中身を干す。いろいろあ

     る。      

18:00  夕食。ばてているのかが食べ始めるまでわからないのでご飯をたくときに悩

     んでしまう。今日はばてていなかった。

19:00  日没。寝る。

 

5/23(金) 晴れ

2:00   起床。パックの赤飯をためしてみる。なかなかおいしい。行動食にしたいが

     携行性が悪そう。周囲が明るくなってくる。アタックザックに水・食料をつ

     める。ズボンのヒザが破れてしまったがやぶが多いと大変なのでカッパを履

     くことにする。

4:30   今日は大無間山往復。行程が長いので夜明けとともに出発する。

4:40   1621ピーク手前。岩稜帯に赤・白ヤシオとてつもなくきれい。

4:48   1621ピーク。スズタケあるがうすく幕営適地。東の山なみより日ノ出。前

      方樹林越しに黒枯山が大きく見える。

5:11   岩稜帯、樹林帯などかなりの急登を登っていく。傾斜はところどころ30〜

      40°くらいで木をつかみながら登る。

5:40   黒枯山1710m到着。幕営可能。ウグイスが鳴いている。正面樹林越しに大き

      く風不入が屹立。ここらへんから樹相はシラビソなど亜高山帯の針葉樹林と

      なる。

6:00   倒木の多い急登を登っていく。ときどき正面を岩稜や倒木が邪魔すると側面

      に廻りこむ。踏み跡不明瞭で目印も少ない。今日は空身でふだんクライミン

      グの練習もしているので急登は抵抗はないが今回の行程中もっとも急登で

      大変。縦走装備では歩きたくない。しかしときおり赤ヤシオが楽しませてく

      れたりする。

6:43   念願の風不入山頂1990m到着。ガスに包まれている。山頂広場はかな

      り広く、針葉樹がまっすぐはえている。(植林でない針葉樹林は味わい深い。)

      いっかくに三角点とかすれて山名の読めない山頂標識が樹林に取り付けら

      れている。写真を撮りしばし休む。結局この時期は風不入の山容が見えるの

      は寸又峡温泉からで山にはいってしまうと樹林越しとなりほとんど見えな

      かった。晩秋か冬なら登山中も山容が見えていいかもしれない。

7:00   風不入を出発する。ここからどうなるのか。大無間山まではまだ長い。風不

      入の山腹を下る。苔むした倒木帯体である。わきに残雪を発見する。明け方

      に晴れだったが高曇りでガスっている。

7:18   樹林のあいだ、ガスの切れ間に大無間山が顔を出す。オオッという感じ。こ

      れが最後だった。

7:44   1917mピーク手前。でた〜。岩稜の鞍部出現。通過に苦労する。左下より沢

      音がする。

8:08   1917mピーク。岩稜に赤ヤシオが咲いていてすごい。

8:13   三ツ合山頂1973m。山頂は東の小高い所に境界標識がある平凡な山頂。休憩。

     三ツ合山腹を下り2098mピークへ。途中大倒木帯あり。

8:54   2098mピーク。イワカガミの大群落、残雪あり。

     そこから急降下して鞍部通過後前無間山に向かって登っていく。

9:50   岩稜帯。西斜面大ガレ出現。景色があかるく開ける。前無間山にむかってガ

      レ縁を登っていく。

10:00  前無間山2279m到着。大無間山手前にある岩稜ピーク。岩稜ガレ縁を登るの

     で他のピークにくらべパッとしている。山頂越しに大無間山が現れる。もう

     間近だがガスのため見え隠れしている。

10:10  ちょっとおりて大無間山に最後の登り。ところどころ残雪。シラビソの密な

      山腹を登る。

10:20   残雪沿いに大無間山2329m山頂広場に到着。感激。5年前にここで幕営し

      た。山頂は美しいシラビソの樹林におおわれて独特の雰囲気。

      現在大無間山へのコースは田代からは小無間山でガレが発生し、寸又側

      左岸林道もお立ち台近くで崩落したために難しくなっている。難路といわれ

      た南尾根が唯一の登山路になるかもしれない。山頂標識で写真を撮る。北側

      の縦走路を確認する。なんとまだ残雪でおおわれている。しばし休憩する。

 

10:45  これより往路を引き返す。コンパスを南尾根に合わせて目印を確認して山腹

      へ降りていく。(大無間山より南尾根を下る情報も少ないので下降視点で画

      像を撮り報告していきます。)すぐに急降下となりほどなく鞍部となる。

11:00  前無間山山頂へ岩稜をのぼる。眼下の南尾根や深南部の展望を期待していた

      がガスで展望はない。(標高差1700mで風不入や栗代山に急降下していくす

      ごい景色になるはず。いつか展望のよい冬にきてみたい。)

      ガスのガレ縁を下っていく。全行程中唯一展望の開けたところ。この後はず

      っと樹林中となる。

11:20   樹林中をどんどん下っていく。のぼりでは気づかなかったが結構目印のビニ

      ールひもが等間隔で木に巻き付いている。残雪あり。

11:38   2098m手前のピーク。道なりに南西に降りてしまい戻る。

11:54  2098mピーク。あられが降ってきた。やがて雨にかわる。下ってのぼる。

12:34  三ツ合山頂。 12:47 1917mやせ尾根ガレ縁の通過。赤ヤシオすごい。

13:18  風不入のぼりまではわりと平坦な尾根。13:35  風不入への登り。

14:07  風不入山頂。ここまで目印明瞭。ここからが大変。

14:10  方向を確認して30〜40°程度の急な山腹を下る。ガスに赤ヤシオがうかび幻

      想的な雰囲気。目印は少ない。降りられない岩稜は尾根をおりて廻りこむ。

14:40  黒枯山へ。これより傾斜はさらに急になりところどころ木につかまりなが

      ら降りる。小ピークをそのまま進んで方向を失うこと数回。目印少ない。

      縦走装備では降りたくない。

15:15  黒枯山山頂。ここからまた急降下。岩稜、ヤセ尾根があったりする。

16:15  1620mピークへ。広葉樹低灌木、スズタケがある。ガスの中赤ヤシオが幻想的。

      たまには雨もわるくないと思ってしまう。

16:30  抜ヶ谷山手前のテント場着。雨が降っている。テントは張りっぱなしにして

      おいたが風で飛んだりせずに無事だった。軽装とはいえ行動時間12時間。

      長い行程だったが、風不入に登り大無間山を往復でき行程を確認できてとて

      も良かった。テントにはいったが疲れたのでしばらく眠る。

18:00  夕食。今日はレトルトカレー 「カレー曜日」。野菜が多くてよい。ばてていると

      夕食を受け付けなくなるがばててはいないようで食べることができた。

19:00   寝る。

 

5/24(土) 晴れ

2:30   起床。朝食。雨は上がっている。雲海より日の出。テントの水滴をとばして

     撤収。風不入がきれいに見える。

5:30  出発。終わった気持でいるが下るだけだが縦走装備でまだ今日の行程も長い。

     抜ヶ谷山へ登り。低灌木が密にしげっている。

5:40  ほどなく抜ヶ谷山山頂1612m。低灌木にスズタケ。往路見当たらなかったが山

     頂標識があった。しげった尾根をさけて歩いたら南西におりてしまい引き返す。

6:00  けっこう急な下り。スズタケ、低灌木。踏み跡がうすくよく外す。

6:23  カモシカに遭遇する。赤・白ヤシオ見事。

6:40  抜ヶ谷山の急登を下ったところ1400m付近で100mくらいの大きなガレ縁を通

     過する。がけに咲く白ヤシオが見事。右手に雲湧く朝日岳。

6:54  スズタケの降下。まだ気を抜けない。右手に沢音。

7:07  1351mピーク。休憩。赤ヤシオ(これが最後だった。) 

7:22  低灌木、スズタケで尾根はうるさい。

7:42  1300mあたりから山腹を尾栗峠に降りるのが分かりにくい。下ると平坦な尾根

     がしばらく続く。

7:53  尾栗峠1208mへ到着。そこからはなだらかな登り。

8:16  大小屋戸山1280m。 

8:30  尾根上ところどころ小灌木がうるさい。東側を通過。

8:45  1178m。栗代山が大きくたちはだかる。

8:50  久しぶりにヤセ尾根。右手には朝日岳の稜線と前黒法師岳と黒法師岳。

9:35  1111m。小灌木がうっそうとしげっている。

9:44  鞍部。栗代山への登りがはじまる。風が涼しい。10:15 急な山腹を登る。

10:34  栗代山山頂1294m到着。戻ってきた。お疲れ様。コーヒーを飲んで休憩。

10:39  最後の下り。山頂山腹を尾根へ下る。先月より樹林が茂ってきている。

11:11  1050m付近。縦走装備だと結構急傾斜できつい。

11:30  950m付近 平坦な植林帯。 11:46 880m細尾根鞍部。記憶ない。右から栗

      代側の川音。 12:11 左にダム湖、吊り橋。鉄道・車の音

12:18  兎辻到着。お疲れ様でした。デジカメの電池はなんとかもってくれた。

12:57  寸又峡温泉。涼しい。土曜部だが混雑はしていない。山菜そばを食べる。

      温泉に入る。

14:16  帰路に就く。

17:00  浜松着。

 

感想

 栗代林道兎辻から栗代山、風不入、大無間山の南尾根を確認することができました。

片道距離12km標高差1700mありましたが日照時間をたのみに歩きとおすことができました。

風不入を確認でき大無間山を往復できてとても良かったです。南尾根は全行程尾根形や

踏み跡などあり慣れていれば問題ないと思いますがガレ縁の通過、40°程度の急斜面・岩稜の

登行下降、倒木帯、密な低灌木・スズタケにおおわれた稜線の通過などがあります。核心は抜ヶ谷山、

黒枯山、風不入間で踏み跡不明瞭で目印少なく30〜40°の山腹・岩稜の急登が続きます。縦走装備では

なかなか大変と思います。この季節(5月)は日照時間長く涼風が吹き快適ですが行程中ほとんど樹林で

風不入、大無間山などほとんど見えませんでした。しかし尾栗峠より先で赤・白ヤシオが多く咲いていて

山行中楽しむ事ができて良かったです。

 大無間山は現在田代からのコースは小無間山でガレが発生して通行が危険な状態になっていて、

また寸又川左岸林道もお立ち台の奥で崩れてしまい一般登山路から登ることが難しい状態になっています。

そのため今回大無間山南尾根の様子を確認することができて大変良かったと思います。

 

入山口や稜線の様子を以下に写真で紹介します。

 

 

風不入、左奥に大無間山                            栗代山の稜線

 

兎辻登山口。左は通行止めの栗代林道                   林道わき土砂の堆積場所にそって車を停める

 

栗代山へ                                      山頂直下の山腹の急登

 

栗代山山頂。1294m。                               北側の尾根へのる。

 

1111mあたり。                                   1178mあたり。

 

大小屋戸山1280m。                                尾栗峠

 

赤・白ヤシオ群生地                               1351mピーク手前。 前方のピークに圧倒される。

 

1351mピーク                                    1351m後。大きなガレ場100m程。

 

岩稜帯の赤ヤシオ                                 赤・白ヤシオ群生地

 

抜ヶ谷山山頂1612m                               樹林間より風不入

鞍部手前でテントとする。

 

風不入へ出発                                   鞍部。赤ヤシオ。

 

白ヤシオ                                       前方1621mピーク

 

1621mピーク。テント適地。                           前方 黒枯山、風不入とその先の稜線

 

黒枯山へ 岩稜まじりの登り                          40°ほどの急登

 

黒枯山山頂1710m テント可                          前方 風不入 まだまだ遠い。

 

倒木まじりの急登                                 岩稜の急登

 

朝靄につつまれる風不入山頂1990m                      風不入さきの下降 倒木帯

 

大無間山現れる                                  1917m手前 大きなガレ場

 

三ツ合山頂1973m                                その先の大倒木帯

 

2098mピークへ                                  その先急降下

 

前無間山への登り                                ガレ縁の登り

 

前無間山山頂2279m                               大無間山がやっと現れる。

 

大無間山への登り                                 残雪を踏みしめ山頂へ

 

到着。残雪まじりの山頂                             無事到着。

田代−三峰嶺縦走路はまだかなりの残雪

 

大無間山から南尾根への下山。

 

山頂から南尾根へ突入。                            山腹を下る。

 

鞍部より前無間山へ                               前無間山山頂

 

ガスで下界の視界なし。                             ガレ 左の樹林に踏み跡あり。

 

どんどん下る 。                                  2098mへ登り。

 

2098mピーク。ひょうが降ってきた。                      三ツ合へ。ひょうは雨にかわる。

 

三ツ合山頂                                     細尾根通過

 

ガレの通過                                     風不入へ

 

風不入へ                                      風不入へ登り

 

風不入山頂                                    ガスの山腹へ下降

 

岩まじりの急降下                                 岩稜の下降 まわり込む

 

急降下                                        黒枯山山頂

 

ヤセ尾根の下降                                  低灌木帯

 

1621ピーク 赤ヤシオ                              テントに戻る

 

3日目 テント撤収 風不入の見納め                     抜ヶ谷山への登り

 

抜ヶ谷山山頂 標識があった。                         抜ヶ谷山からの下降

 

赤・白ヤシオ群生地                                西にガス湧く朝日岳の稜線

 

大ガレの通過 振り返る。白ヤシオ見納め。                1351mピーク

 

尾栗峠へ                                      尾栗峠

 

大小屋戸山へ                                   大小屋戸山

 

1178mあたり 栗代山。                            1178mあたり

 

久しぶりに細尾根                                 前黒法師岳と黒法師岳

 

1111ピークあたり                                 栗代山へ登り

 

最後の登り                                     栗代山山頂 眼下に長島ダム湖

 

山腹の急下降                                   尾根へ急降下

 

灌木帯                                       最後の下り

 

兎辻到着。お疲れ様でした。                          栗代山の稜線を振り返る。

 

寸又峡温泉で休憩。                               風不入、大無間山はガスの中。

 

 

謝辞

 今回の山行は多くの方の長年の知見を参考にさせて頂いています。この場をお借りし

て御礼申し上げます。

 

参考にさせて頂いた書籍

「南アルプス 大いなる山 静かなる山」 永野敏夫 永野正子 著

 

以上